HOMEつばくろの部屋2008年8月 第100号 「シマアジとの出会い」


シマアジとの出会い

〜何故か惹かれるカモ〜

僕は、元来のカモ好きで、冬になると近くの池でカモの写真を撮ることが多いです。さて、シマアジといっても、一般の人には「ああ魚か!」なんですが、魚の鯵の一種ではなく、カモの一種なんです。そして「え〜!そんな名前のカモが居るんだ〜」で終わりですが、僕にとっては何故か惹かれるカモです。では、何故そのような気持ちになるのか、理由を考えてみました。

(その1)出会う機会が少ない。   

(その2)鳥とは思えない名前をしている。

(その3)地味だが、良く見ると綺麗な羽根をしている。

いちばん大きな理由は1番です。このあたりでは春と秋に通過する旅鳥で、滞在期間は短く、見ようと思ってもなかなか見ることは難しいのです。それなのに、偶然にも2年続けて簡単に見ることができました。次の2年間はこの鳥を見るためだけに出かけたのですが、幸運にも出会うことが出来ました。4年も続けて出会う事ができたこの鳥とは、何か不思議な縁があると感じています。

2番目の理由、シマアジという名前です。とても鳥だとは思えません。そこで何故このような名前になったのか知りたくなりました。「鳥名の由来辞典」という本を購入して調べてみると、「しま」は、やや変わった種類につける接頭語であり、「あぢ」は、トモエガモの古名です。すなわち「トモエガモに似てやや変わった種類」という意味です。

3番目の地味ということも重要です。鳥の中には綺麗な色をした派手な鳥が沢山居ます。例えば、僕はオシドリのオスよりも、シックな色合いのメスの方が好きです。このあたりが生来のへそ曲がりな性格が表れているところです。

シマアジの場合、オスでもそれほど派手ではないけれど、良く見ると綺麗な羽根をしています。目の上の白い眉斑が特徴的ですが、背中の三列風切の飾り羽根も綺麗です。胸の褐色波型模様と脇の白と黒の模様もハッキリ分かれて引き締まった感じを与えます。

 2005年から4年続けて見ることが出来たシマアジですが、今年は苦労しました。毎年4月中ごろに狭山池にやって来るので、今年もその頃に狭山池に出かけました。ところが、なかなか出会うことが出来ませんでした。何度も何度も狭山池に行き、6日目にして、やっとシマアジに会えました。その時の興奮は今でも忘れられません。来年も苦労するかもしれませんが、また出会えたらいいなと思っています。

今回はすべて事実です、流石に100号記念号で嘘は書けませんでした。

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